Graduate School USA は、政府職員を対象として、事業・業務に直結したミッションゴールを達成するための実践学習を提供することを目的に、1921年、米国連邦政府によって設立されました。1940年代には既にコンピュータに関連したコースを開催し、1960年代には各種の電子機器を利用したコースをスタートさせました。また、1970年代には女性職員のキャリア育成プログラムを開発し、1980年代に政府業務監査のプログラムを開発、さらに1990年代には教育に関するデミング賞を設立するなど、多くの進化を遂げてきました。2009年にNPO法人となってからは政府職員のみならず、幅広く民間の方でも受講することが出来るようになり、2021年にはサービス開始100周年を迎え、現在250以上のコースを提供しています。
Graduate School USAは、政府や民間、組織や個人を問わず、継続学習や大学の講義科目、キャリア開発や各種認定に必要となるプログラムやサービスを提供しています。認定プログラムを修了することで、受講者にはプロフェッショナルとなるための重要な資格証明が与えられます。
提供している主なコース区分
- Federal Acquisition and Contracting(取得/調達・契約)
- Auditing(監査)
- Business Analysis(事業分析・評価)
- Communication and Professional Skills(コミュニケーション)
- Federal Financial Management(財務マネジメント)
- Grants Management(経済的助成に係るマネジメント)
- Federal Human Resources Management(人財マネジメント)
- Data Tools(情報技術)
- Leadership and Management(リーダーシップ)
- Personal Property Management(個人資産マネジメント)
- Management and Program Analysis(マネジメント分析)
- Project Management(プロジェクトマネジメント)
- Security(セキュリティ)
リーダーシップ育成プログラム
Graduate School USAは、単一コースを提供するだけではなく、幹部やマネージャ、リーダーなど様々なレベルでのキャリア開発に必要となる長期(2ヶ月~1年)のリーダーシップ・プログラムを提供します。
W. EDWARDS DEMING AWARD
デミング博士は20年以上もの間、本スクールでリーダーとして、また数学と統計学のメインインストラクターやコース運営の総責任者として幅広く活躍されました。 マネジメントや統計分析の分野に与えた彼の影響は伝説となっています。Graduate School USA は, その年の最も優れた人材育成部門及び研修部門にW.E.デミング賞を授与しています。
W.エドワーズデミング博士は第二次世界大戦後の日本で、統計学的手法を応用した製品品質と生産性向上の方法を広く企業経営者に伝授、日本の高度経済成長に多大な貢献をし、日本の製造業やビジネスにもっとも影響を与えた外国人と言われています。彼の提唱したTQM(Total Quality Management)におけるPDCAサイクルは、現在では品質管理のみならず経営管理の根幹の手法としても有名です。
INSTRUCTIONAL SYSTEM DESIGN
Graduate School USAは、トレーニングや教育プログラムを開発するためのモデルと5フェーズから成るプロセスで、それぞれの組織に合わせた教育体系づくりをお手伝いします。
LEADERSHIP EFFECTIVENESS INVENTORY(LEI)
The Leadership Effectiveness Inventory(LEI)は合衆国人事管理局によって開発され、個人あるいはグループの業務能力の評価と能力開発のためにGraduate School USAが新たに改定した360度評価ツールです。LEIはリーダーシップ能力の開発を計画している個人、リーダーの育成とその為の継続的な計画策定に従事する組織、新しいカリキュラムのニーズを見出すトレーナーを効果的に支援します。
個人の評価はシニア・エグゼクティブに必要となる5種類の資格(Executive Core Qualifications)に含まれる28のリーダーシップ能力(技能、知識、考え方、振る舞い)に対して行われます。